続きからどうぞ~。
ヤマザキマリさん講演会「本で作られる無敵のエネルギー」
2017年6月17日土曜日、STVホール(札幌)にて。
申込数が多く、相当な倍率だったようです。

今回の講演会は読売新聞北海道支社と活字推進委員会との共催です。
去年は角田光代さんが講演したそうです。

ざっくりレポートは先にTwitterの日常用非公開アカウントにて書きました。

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ヤマザキマリさんは東京都生まれですが幼少期は千歳市に住んでいました。
母親は札響の第1期ヴィオラ奏者だったそうです。
実家は現在も千歳市です。
千歳市に住んだ理理由は空港が近いから、とのことです。
11年間のイタリア生活後、一時帰国時は北海道のSTVのどさんこワイドという番組でリポーターをしたり大学でイタリア語講師をしていました。
イタリアで11年間風呂に入れなくて、STVのレポーターでは温泉ロケもしました。

漫画はほとんど読まないそうで、自分の漫画も読み返さないそうです。
活字の本をよく読むとのことです。

世界的に紙媒体の活字の本が売れなくなってきていて、アメリカやイタリヤでも紙の本が売れなくなっているとのことです。
みんなSNSの方に流れていて、SNSのタイムラインに流れてきた情報を「いいね」や「リツイート」することによって、自分の意見を言ったような気になっているとのことです。
ヤマザキマリさんはTwitterを以前はやっていましたが、辞めたそうです。
誹謗中傷のこともあるけれど、自分の頭で考えて意見するという力が衰える気がするという理由みたいです。

紙の本を読まない家庭では、子どもは漫画すら読まなくなるそうです。
ドラえもんでも読まないそうです。
親が楽しそうにしている姿を見せてあげないと、子どもはそういう風に育たないということです。

小さい時から、絵を描くスペースがあれば、どこにでも絵を書いていたそうです。
なので、家は漆喰の壁だったそうです。
ヤマザキマリさんが落書きしても、塗ればいいだけだから、という理由だそうです。

「絵描きになりたい」と言ったときに、母親から「フランダースの犬」を渡されたそうです。
それを読んで、絵描きって大変でしょう?と言いたかったようですが、
「その環境がだめなら別の環境に行けばいいじゃん!」と思ったそうです。
子どもの頃は、特に、旅に出るような絵本を好んで読んでいたそうです。

14歳の時に一人でヨーロッパ旅行に行く羽目になったのですが、その旅先で「マルコ爺さん」という
人生を変える人と出会いました。

17歳の時に進路相談で、絵描きの道に進もうかどうしようか考えていた時に、マルコ爺さんから、イタリアで絵描きになるんじゃなかったのか、絵描きになるならイタリアへ行きなさい、と母親宛に手紙が届いたそうです。
それで、17歳の時に高校を休学してイタリアへ行きました。

イタリアの文壇バーで詩人の彼氏と出会ったそうです。
(ちなみに息子さんの血のつながった父親です。)
文壇バーのお客さん(おじさん達)に知識が不足していると言われ、本を読め!
と宿題とたくさん出されたそうです。
しかもイタリア語の本です。

外国語の本を読むときは、とにかく1冊読み切ることが大事だそうです。
イタリアでよく読んだ本は、安部公房、開高健、三島由紀夫(豊饒の海)、G・ガルシア・マルケス。すべてイタリア語版。

戦後の日本はお金のないルネサンスのようなものだ、とおっしゃっていました。
(実際のルネサンスはメディチ家がお金をばらまいてできたもの。)

現在はプリニウスの漫画を連載中で、日本人が書いたプリニウスの本についても数冊紹介されました。
日本人にはキリスト教の縛りが無いので、プリニウスを面白く書ける、とのことでした。

最後に、あさイチで紹介した「地球家族」について。
各国の中流家庭について紹介している写真集です。
比較することのナンセンスさがわかる、とのことです。

「地球家族―世界30か国のふつうの暮らし」
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トークセッション。

漫画を初めて描くにあたって、美大で日本人の美大留学生が置いていった作品を参考にしたそうです。
特につげ義春。
漫画は文学なんだと思った、とのことです。

本は想像力の産物で、実体験とはまた違ったもの。

ダビデ像は、昔の人が彫刻を途中までして「無理!」となって放棄していたものを、ミ
ケランジェロが完成させたものだそうです。
想像力は大事!

ジョブズについて。
個性の尊重とは、良い面も悪い面も見ること。
日本にジョブズみたいな人がいても、出る杭は打たれる。
日本の個性の尊重は、良い面だけ伸ばしましょう、という感じ。

本を買うということは購入金額の1割を作家に投資する(パトロンになる)ということ。
お金とつながらない=いらない、という考えは非常に危険!とのことです。

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質問。

質問:テルマエロマエのアイディアはどこから?

最初にイタリアに行った11年間1度も湯船につかれなかったこと。
フォーマット自体はシリア在住時にでき、ポルトガル在住時に作成したそうです。
シリアには当時はローマ遺跡がいっぱい残っていたそうです(今は壊されたしまいました)。
シリアのローマ遺跡にはベドウィン(遊牧民)が住んでいたそうです。
そこに過去と現在のつながりを感じ、ここからタイムスリップの案が生まれたそうです。

質問:外国語の習得について。

意味がわからなくても、ずっとその言語に触れていることが必要、とのことです。

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最後に、6/18(日)の讀賣新聞の記事にヤマザキマリさん講演会の記事が載っていたので、掲載します。
DCqGOxuUwAAf2fo
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