父が脳出血で倒れて約2年後、父に食道がんが見つかりました。

手術は近所の入院施設のあるクリニックでしました。
本来なら症例数の多い大病院でした方がいいのでしょうが……。
家族の近くが良いという本人の希望で、近所のクリニックで手術をしました。

私は手術には立ち会えませんでした。
(実家から遠方で独り暮らしをしていたので。)



手術は一応、成功したようでした。

退院後、食が細くなりました。
だんだんと身体が細くなっていきました。
それでも、お酒が大好きな人だったので、
お酒だけはよく飲みました。

手術から2年ほどたった頃、微熱が出て体がだるくなり、
とりあえず入院することになりました。

この入院は長期入院になりました。

食事がうまく摂れなくなり、栄養剤の点滴をするようになりました。

入院中に、食道がんが再発しました。
自立呼吸ができなくなり、人工呼吸器をつけることになりました。
移動は車椅子になりました。


このころ、母以外の全員が入院していました。
兄は統合失調症が悪化していた上に膿胸で入院していました。
母は兄の入院に付き添わなければなりませんでした。
私が良性発作性頭位めまい症で検査入院しいていて、退院直後、
兄の病状が悪化し、命の危機だったので、母から帰省するするように言われ、
ふらふらの状態で、兄のお見舞いに行き、
帰りに父のお見舞いに行きました。1泊2日の帰省でした。私はふらふらでした。
このお見舞いが生前の父との最期の面会でした。


私の仕事がひと段落し、遅い夏休みを取ろうとした直前に、
父の訃報が入りました。
急いで帰省しました。
家族は憔悴しきっていて、私は逆に気が張っていて涙も出ませんでした。
疲れ果てた中、家族で葬儀の弔辞の下書きを作りました。
(清書は葬儀会社がしてくれました。)
葬儀は家族葬でした。

通夜と告別式の段階になって、私はわんわん泣きました。

火葬中は心も落ち着き、火葬場にあった漫画を読んで過ごしていました。

火葬後、骨を見て、「骨がもろくなっている所はがんが転移していたんだなぁ」と
冷静な感想をもちました。



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